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かなこ先生 気まぐれコラム

「あなたはどう思う?」

2023-03-15
オススメ
先日、エンゼルIT保育園の卒園修了式が終わりました
保育園に通い始めたころは、不安そうな表情をうかべたり涙が出たりしていた子どもたちも、
今ではケンカをしても仲直りすることができたり、お友達が困っていると気づかったり、小さいお友達へ優しくしてあげることができるようになりました。
保護者の皆さまとエンゼルIT保育園の職員一同で子どもたちの成長を改めて振り返り喜び合える時間を過ごせてとても嬉しい時間となりました

 
我が子が通っていた保育園の園長先生がこんなことをおっしゃっていました。
「子どもを三輪車に例えると、保護者と保育園は三輪車の両輪です。三輪車がまっすぐ進むために、両輪がしっかり連携していくことが大事です。」
私の記憶がおぼろげなので、一言一句を再現できていないと思いますが、大体上記のようなことだったと思います。
生まれてからたった3年間の間に、こんなにも立派に子どもたちが成長しているのは、保護者の皆さまが大変な努力をされてきた証である感じます。
また、三輪車の両輪の一つであるエンゼルIT保育園も、子どもたちの成長の一助となったものと、勇気づけられました。

「楽しく、生きる力、生きていく自信を身につけよう!」を教育・保育目標に掲げ、
「子どもたちの主体性を尊重し、大人も子どもも楽しく過ごす保育園」の実現に向けて、日々これからも尽力していきたいと改めて思いました。

子どもの成長にとって重要とされいること。
近年の脳科学や臨床心理学の世界において注目を浴びている「アタッチメント理論(愛着理論)」というものがあります。「愛着理論」では、「子どもが保育者との間で愛される関係を気づくことで、子どもが安心して欲求を出すことができ、心が健全に発達していくことができる」としています。
また、世界中すべての子どもたちがもつ権利を定めた「子どもの権利条約(Convention on the Rights of the Child)」(1989年11月20日、第44回国連総会において採択)第12条で「意見表明権」というものがあります。
~Article 12
1. States Parties shall assure to the child who is capable of forming his or her own views the right to express those views freely in all matters affecting the child, the views of the child being given due weight in accordance with the age and maturity of the child.~
翻訳byGoogle翻訳:‘第12条1. 締約国は、自らの見解を形成することができる子どもに対し、その子どもに影響を与えるすべての事項について自由にそれらの見解を表明する権利を保証するものとし、その子どもの見解は、子どもの年齢および成熟度に応じてしかるべき重要性を与えられるものとする。’
理論や条約には様々な解釈が存在するかと思いますが、
ズバリ!!!かなこ先生的解釈は、
~子どもたちが「愛され」、「自分の意見を話し」、「受容的な応答をされ」る環境が、心身ともに健全に成長する素地となる~と考えます。

さて、タイトルの「あなたはどう思う?」。
これは、私が父からよく言われていた言葉です。「君はどう思うんだ??」と。
父と一つ屋根の下で暮らしていたころ、父から意見を聞かれお互いの考えを話した時間は私の記憶に強く残っています。
もちろん、父と意見が異なることもありました。意見が異なったとしても、見放さずに愛してくれる家族の存在。
’自分の意見を聞いてくれる人がいる、意見が違っても見放されない’という安心感を私は家族とのやり取りの中で得たのかなと思います。
そして、家族のもとを離れても、沢山の人と意見を交わしながら生きていくことができるようになりました。
(特に、家族や夫に対してですが、、意見を言いすぎて後日反省することが多々あります、、

幼少期においては、子どもが「ねぇ、ねぇ」と話しかけてきた時は「なぁに?」と顔をみて応えることが応答的な対応だそうです。
忙しくて手が離せない時には、「少し待っててね」と顔を見て伝える対応が大切です。
「うるさい!」とか、「忙しいからごめんね~」、とスルーするのは良くないそうです。
学童期には、「あなたはどう思う?」というやり取りをすることも子どもの成長にとって良いのかと感じます。

実際に、私自身が親となった今、我が子3人には「私は~思うけど、○○はどう思うの?」というやり取りを心がけるようにしています。
意見が食い違うことも多くありますが、それでも互いに歩み寄り落とし処を見つける日々。
(ゲームの時間など、親が一方的に決めてしまうこともありますが

職業柄、子どもの教育・保育について勉強する機会が多く、自分の子育てについて反省の多い私です。
NGなこと沢山してきており、猛省の日々です。
失敗して落ち込む私をみて、両家の両親や先輩方に励まされることが多くあります。
子育ての悩みは尽きませんが、、、
こんな私の情報や話題が、少しでも皆さんの子育てのヒントになりますように!
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